明けましておめでとうございます。間違った方法でYubiKeyを検証する、SCSK Yubico技術チームです。
これまでYubiKey 5 NFCを海に沈めたり、ダンベルをぶら下げて破壊したりしてきましたが、今回は物理的堅牢性を試したいと思います。
象が踏んでも壊れない筆箱や、100人乗っても大丈夫な物置きなど、過大な重量を乗せて物理的堅牢性をアピールする他製品の例に倣い、YubiKey 5 NFCに重量を乗せて潰してみます。
YubiKey実験シリーズはこちら
車のタイヤに貼りつけて走行する
とはいえ残念ながら筆者には象の知り合いがおりません。小さなYubiKeyに100人乗るのも不可能です。
手ごろな重量物として、筆者の車（SUV）の前輪にYubiKey 5 NFCを貼りつけて踏んでみることにしました。
養生テープでYubiKeyの電極面を表側（接地側）にして貼り付け、マンションの敷地内を低速走行します。
合計で108回YubiKeyを踏みつけ、最後は踏んだままハンドルを据え切りしてアスファルトにグリグリ擦り付けます。
YubiKeyはプラスチックの表面が削れ、ところどころささくれてしまっています。
少し凹んだところにあるタッチセンサーやUSBの接点部には、目立った傷は見受けられません。
傷だらけになったYubiKeyの動作を確認
動作検証として、今回はAmazon AWSコンソールサインイン用のFIDO U2Fセキュリティキーとして登録です。
はい、そんな気はしていましたが問題なく登録できました。
表面はボロボロですが、LEDの発光、タッチセンサーの感度ともに問題ありません。
まとめ
YubiKey 5 NFCをSUVのタイヤに貼り付けて100回以上踏んだ上に、踏んだままハンドルを切ってアスファルトに擦り付けるまでしましたが、壊れることなく正常に動作しました。
数値化した結果がある訳ではありませんが、YubiKeyの物理的堅牢性に関する参考にはなるかと思います。
やっぱり象に踏んでもらった方が絵になると思うんですが、どなたか象の知り合い、いませんか？
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